鑑定書のお役目とは?

インド占星術の正式鑑定は、残念ですがその場でお会いしてすぐに鑑定内容をお話できるような鑑定ではありません。

 

インド占星術は、天命やカルマが発現する未来を読み解く学問ですが、天命を読み解こうと思ったならば、まず誕生日の時刻修正から始めます。

 

なぜならば、本当の誕生時刻に近ければ近いほど、使用できる「分割図」(ある特定の意匠に特化して分かる天体図)が増えるからです。

 

分割図とは、生まれた時の天体図を、さらに2分割、3分割、…20分割、…60分割…などなど、細かく細かく分割して解読するための天体図のことです。

 

中には、前世が分かる分割図もありますが、この分割図を使用しようと思ったならば、誕生時刻を数秒レベルまで絞り込む必要があります。

 

では、どの時点の時刻が正しい誕生時刻になるのでしょうか?


 

インド占星術では、地球の空気を初めて吸った時刻を「誕生時刻」としています。それまでは、まだ人間ではなく神なのです。


インドでは、いずれ結婚する相手を決定するときに、誕生時刻が必要になることをわかっていますので、特に富裕層の出産現場にはタイムキーパーが2~3人おり、それらの時刻の平均をとって誕生時刻を出すほど徹底しているご家庭もあるそうです。

 

日本では、どの時点を誕生時刻とするか明確な基準がありませんので、ほとんどの方が時刻を修正する必要があります。

 

修正は、過去の出来事、例えば入籍日や出産日、就職日、離職日、海外へ出国した日…等々、こういった出来事がピッタリ合う惑星配列の時刻を探し出します。


正しい誕生時刻ならば、ピッタリ合います^^



 時刻が出たら、様々な角度から天命を読み解きます。


「人生の目的」

「人生のテーマ」

「幼少期の育ち方」

「受けた教育」

「心の表層、深層」

「物事の判断基準」

「生まれ持っての体質」  「適職」   「強み」… …などなど…。

 

私が特に力を入れて大切にしているのは自己分析です。

 

なぜならば、ほとんの方が、ありのままの自分である「自己」が、今風な常識や道徳感、倫理観、固定観念、宗教や信仰色に染められた「心」と同化しているため、なにが自己が分からなくなっているからです。

 

こうなると、通常の生活の中だけで、本来の自己を見つけるのは結構大変ですが、インド占星術だと天体図に現れているのですぐにわかります。

 

今風な様々な価値観にコーティングされた「今風な心」でいくら物事を考えても、それは自分の考えではなく、「今風色に染まった自分が、あたかも自分が決断したっぽい風な考え」でしかありません。

 

本当の自己が見えてくれば、人は自然と「天命」に向かって歩みます。

現に、私自身がそうでした。ここ数年、もがいてもがいておりましたが、結局のところこの苦しみは、人生を天命に沿わせるための軌道修正だったのでしょう。

今振り返ってみれば、よくわかります。

 

最終的に、鑑定書は20~30ページくらいにまとめますが、文章を書き始めると止まらなくなるので、もしも時間が許すならば倍近く増えるでしょう…。

 (すでにこのブログ記事もどんどん長くなっていく…予定の倍以上…(-_-) )


 

出来上がった鑑定書。

 

この鑑定書がお客様の幸せに

繋がりますように…

苦悩がなくなりますように…

 

  ☆☆私の祈りです☆☆